昨年秋、当教室の生徒さまの楽器が盗難された事件で、Twitter等での拡散のおかげで無事に楽器が生徒さまの手元に戻りました。拡散してくださった方、ご心配をおかけしていた方も多くいらっしゃいますので、この記事で諸々のご報告をさせて頂こうと思います。

拡散されてしばらく経ち、当教室のお問い合わせに一本のメールを頂きました。「製造番号やJDRモデルという点が酷似した楽器がヤフオクに出ています」とのこと。早速見てみるとすでにオークションは終了していました。すぐに生徒さまへご連絡して調べたところ、やはり生徒さまの楽器ということが分かり、そのまま解決へ向かいました。匿名のこの通報のおかげで気づくことが出来ました。ご協力頂いた皆さま、本当にありがとうございました。

簡単に生徒さまの手元に楽器が戻るまでの経緯をご説明しますと、オークションの落札者さまからは落札をキャンセルして頂けることなったのだそうです。出品者さまも落札者さまも盗難品であることはご存知でなく、出品者さまのお手元に届くまでも色々とあったようで、ひとまずは捜査がある程度進んだ段階で、戻ってきたそうです。

とにかく、何度も申し上げますが、今後盗難が起こらないためにも、皆さまも電車やバスなどをご利用の際、楽器はお手元から絶対に離さないようにお気をつけください。混んでいる場合は前に抱え込むなどしましょう。ほぼ全てと言って良いほど、盗難は電車の網棚に置き忘れたり、手元から離した時に起こります。(私の周りで起きた盗難はすべて電車の網棚への置き忘れです)決して人ごとではないので、この記事を読んでハッとされた方は、これから気をつけていきましょう。このケースは偶然国内で出回っていましたが、シリアルナンバーを消されて海外に売られることが非常に多く、見つからないことが大多数です。今回は不幸中の幸いが重なってお手元に戻りましたが、このようなことは滅多にないと思ってください!

大切なご自身の楽器は、ご自身で守っていきましょう。