約2年奮闘してきた歯列矯正も、やっとのことで来月終わることになりました。細かいお話はアメブロの方に来月あたりたくさん記事を書いていくつもりですが、今日は歯の大切さについて書いていきます。

体格が人それぞれなように、歯の大きさも本当に人それぞれですよね。歯が大きくても、居場所となる顎が大きいとは限らないというのがなかなか難しいところで、私の場合は歯が大きくて顎が小さいタイプでした。(日本人には多いようです。)

とくに上の前歯が結構しっかり大きくて、しかも形がなんだかいびつ…。審美的な意味で、先日仕上げ作業の一環で先端を削って頂いたら、リードの支えやすさがだいぶ変わりました!先端がまっすぐではなかったので、材質がかためのリードを吹いていると唇の裏に歯型がつくこともあったのですが、それは先端の出っ張りが邪魔していたところもあったようで、負担がだいぶなくなりました。

0.2mmくらいしか削っていないとのことですが、オーボエってそんな細かい話が大きく影響してくる楽器で、劇的に変わります。上の前歯2本の形が気になる方はぜひ歯医者さんでご相談になると良いかもしれませんね♪

また、今年の6月にヨーロッパに行ってアンブシュアについて教えて頂いた時に気づいたことは、噛み合わせも重要だということ。綺麗なアンブシュアを形成していくには、正しい噛み合わせも絶対に影響しています。でも噛み合わせを直すのは大変ですから…ふだんの噛み合わせから大きくはなれたアンブシュアにならないようにすることも大切ですね。もちろん医学的な正しさも大事だとは思うのですが、それぞれにとって、ふだんの状態であることが正しい、と考えて良いのではないかと思います。

オーボエは唇を巻くので歯並びはあまり関係ないとされていますが、整っていればもちろん好影響があって、逆に抜けていたりあまりにも叢生がひどいと、発音やリードを支えることに影響が出ます。

私は下の前歯もガタガタで、舌の動きを妨げるような場所に生えていたりして、タンギングするのが結構大変でした。上の前歯も斜めになっていたので、リードを支える力が弱く、ぶあついリードを吹けませんでした。でも状況が変わって、今は自然な単純な動きでタンギングが出来るようになりましたし、リードも2年でだいぶぶ厚くなって、できることに幅が出来ました。とはいえまだごつごつした装置がついているので、これからこれがなくなるとどれくらい良くなるのか、楽しみです(^^)