1月ももう終わりです。2月に差し掛かる頃、私はいつも冬の終わりが来るなぁとしみじみ思います。3月になったら春のワクワク感で街中がいっぱいになって前向きな気持ちになれますよね。2月は寒さもあるし、新年開けて落ち着いた頃なので、ちょっと後ろを振り向いてみたくなったり、自分の心の内側に向かいたい時期だったりします。

1月は演奏に行く機会が多くて、普段の業務との両立がなかなか厳しかった月でした。今回はそこでふと思ったことを書き散らかしてみます。

演奏家でいるということは、採算の合わないこともいっぱいあります。他のお仕事と同様、演奏家も演奏をしている時間に対してギャランティが発生するものが多いのですが、実際はその本番だけでなく他にたくさんの時間を要します。でも、その壮大な準備に対してギャランティが発生するかというと、そうでないものも多く…かと言って、本番の日だけさらって出来るようなものと、そうでないものもあって、演奏だけで生きてくことがどれだけ厳しいことなのかをあらためて考えました。特にオーボエという楽器は練習だけでなくリードも作らないといけないので、他の楽器とはまた違った大変さがあります。

先日とある本番でご一緒したサックス奏者から「オーボエを吹いている人って基本的に頭がいいんだよね」と言われたのですが、確かにそうなんです。前の記事でも書いたことがありましたが、頭を使って練習しないと上達しない楽器です。がむしゃらに音を出していてもリードの状態がよくなければ絶対に上達は叶わないし、リードだけ作っていても違う。リード・楽器・練習のトライアングルがしっかりと築かれていなければうまくいかないものなのです。練習はしていてもリードが古かったり、楽器を長いこと調整をしていないという中高生は多いのですが、それでは思ったようには上達していきません。でも、そのバランスは自分自身ではピンとこない時もありますね。そこで必要なのがレッスンです!客観的な視点が大事ですので、やっぱりレッスンに通うのが必須な楽器なんだなぁと感じます。当教室の講師たちも音大を卒業して数年経過していますが、卒業してもレッスンに通い続けている者がほとんどです。常に向上心をもって学び続けられる魅力もありますし、どこまででも突き詰められるので、それが楽しくもありますね♪

2月もキャンペーン実施予定ですので、ぜひ体験レッスンにいらしてくださいね。